Regrets

今日の出来事やゲームの話などいろいろ

レビュー@幻想ガーデン物語

今回のレビューは「幻想ガーデン物語」です。

本作はエロゲではありませんので
誰でも安心してお読みください。


コミケで販売されていた農業シミュレーション。
(一応、後に委託販売も開始)
東方の二次創作でキャラも多数登場します。


・シナリオ
画像付きの「あらすじ」や紹介動画が
公式サイトにありますので
詳細はこちらを見ていただくとして……
http://chiyuudou.com/gardensite/


主人公の風見幽香が
自分に対する「近寄りがたい怖いイメージ」を払拭するために
自身の花を操る能力を使わずに自力で植物を栽培して
素敵な庭を造るため?に
農場経営をしていくという感じです。

この風見幽香というキャラは
(二次創作で)ドSで巨乳に描かれる事が多くて好きであり
キャラの能力から、この手の農業系ゲームとの
絡みネタもそれなりにありました。
単純に農業系ゲームが地味に好きな所も好みに合います。

そのネタをネタで終わらせず
実際にゲーム化した作品なだけに
是非遊んでみたいと思ったわけです。

ゲームの目的が分かり難いのが問題点。
一応は冒頭で「イメージ払拭」とはありますが
ゲーム中での目標提示はほとんど無く
プレイヤーを牽引する要素にも乏しいため
目標を見失ったダラダラプレイになりやすい印象です。


・システム
Unityで作られているっぽい?
牧場物語などに似たシステム。

・農業要素
ほぼ荒地な拠点を整地して耕し
もらったり買ってきた種を植え
水をやり成長したら鑑賞したり収穫して出荷する。

季節もあり、開始時に選ぶほか
日数経過(30日毎)で変化していき
作物の成長制限や釣りの獲物などに影響します。

体力や疲労の制限もあり
数値は見えないのでなんとなく把握して
活動の指標にする必要があります。
(ただし倒れてもゲームオーバーは無い模様)

アプデで家畜や釣りも追加されて
より本家の牧場物語に近くなりました。

・キャラ要素
東方の二次創作であるため
原作の場所やキャラクターも多数登場します。

各キャラが時間や曜日毎に出現場所が決まっていて
探して会話していくことで少しずつ仲良くなれます。
好感度?の上昇は1日1回の制限があるっぽいので
仲良くなるにはとにかく日数が必要。
この好感度で新たな移動場所やプレゼントがあるため
少しは交友のモチベ維持になるでしょう。

・アップデート
この手の同人ゲームでは恒例になりつつあるアプデ
本作も多数のバグ修正や要素追加があります。

最初期は「コンフィグが保存されない」など
分かりやすく面倒な不具合もありました。
フリーズなどの問題もちらほらあり
現在はかなり修正済みですが
今も不親切な点や怪しい挙動は結構あります。


・不満点
同人ゲームではありがちですが
不具合/説明不足/未完成なのか判断できない点など
遊べなくはないけど多くの不満点がありました。

・作物関連
種類は豊富で固有の見た目もありますが
値段/必要面積/成長日数のバランスが劣悪。

出荷額は種価格の5倍という設定のされかたで
いくつかの例外も10円程度の微差しかありません。
成長は早いが安い/遅いが高価格などの調整は皆無。

本家牧場物語では強力だった連作作物
(一度植えて一定以上成長すると
季節の終わりまで繰り返し収穫できる)
なども存在しないため、成長して収穫したら全て終了。

最短1マスで3日、一方で最長の木系は9マスで14日も必要
収穫しても1発で木ごと消滅し収穫物は1つだけ。
もちろん上記の仕様は一切説明が無いため
自分で収穫して知るしかありません。
(当初はバグだと思ってた)

自分が作物の効率を考えるために
適当に作った計算式ですが
(出荷額-種価格)/成長日数
という式で計算すると
上位は48、下位は5.7となります。
(所要マスは除外、9マスならさらに1/9)
本家PS版は露骨に赤字な料理用?作物は外しましたが
18.5と6.3(実際は連作なので高効率)
とやはり本作よりはマシな感じに。
(SFCは作物数が少ないのでもっと僅差に)

言い換えると本作の成長の遅い作物の大半は
料理用に赤字覚悟で作るレベルのバランスになります。
成長が早い作物は大半がキノコなため
その点も単調さを招きます。
キノコの株は通行不能なため
野菜や花と違い移動の邪魔なのも厄介です。

・場所移動の解放
二次創作のキャラゲーであるため
多少は仕方ないと思える部分もありますが
進行に必須だと思える部分でも
原作知ってても分からないのでは?と思うほど説明不足。

整地に必要な道具を売る香霖堂が
ゲーム内では「どこかにお店がある」
というレベルのヒントしか無く
人間の里でアリスと会話し魔法の森を出し
魔法の森で20時にいる朱鷺子と会話で
ようやく香霖堂の場所が分かります。

本作は夜間作業は疲労しやすい補正があり
疲労を伴う耕作や水やり/障害物の撤去は
体力がよほど成長するまでは(夜間には)非常にやりにくく
結果的に早寝が癖になりそうな仕様です。

朱鷺子というキャラも元々知らず
軽く調べても、ファンが付けた仮称だとか
元々小説に登場した出番は少ないキャラという感じで
出現場所/時刻/店の開放との関連性など
あまり思い浮かびやすいとは思えません。

自力で調査した結果、最短で6日目に解放は出来ましたが
初回プレイでは1ヶ月近く気付かなかったなど
気付かない可能性は十分あり
その場合は不自由なプレイを強いられ続けます。

もちろんこれだけでなく
特定の曜日にある1箇所で20時過ぎだけ会える青娥
(神霊廟の解放条件になるキャラ。これも2ヶ月見つけられなかった)
未だに来る条件が特定できないチルノと大妖精
さらに季節限定キャラ(1季節30日なので逃すと90日は会えない)

原作知識が関係あるのか?
ってレベルのヒントの少なさです。
最終的に妖怪の山で文から有料ヒントで
上記の一部は聞く事が出来るとわかったのですが
このヒント屋も毎日の早朝限定かつ内容はランダムで
同じヒント屋と思わせる人間の里では何故か売ってくれず
しかも役にたたないような既知の話まで混ざる始末。
ここまで隠したり面倒にする必要はあるのでしょうか?

・交友関連
住民との会話で加算されるらしい好感度は
変動が可視化されることは一切無く
前述の通り、誰から何が得られるかも基本はノーヒント
原作知識との関連で想像できる場合もありますが
それも結局は「想像がたまたま当たった」だけです。

会話の変化にも乏しく確認できたのは4キャラほど
その他のキャラも変化はあるのかもしれませんが
やはり「何日話せば良いのか」が分からない。

そもそも当時までのシリーズを網羅したがために
軽く数えて80人近いキャラが存在し
それらが多数の場所で
曜日と時間毎に決まった行動をする
これをプレイヤーが把握するのは相当に大変だし
その全員と仲良くする労力は尋常では無い
(だからこそ全キャラの好感度差分なんて無いんじゃないかと思う)

唯一の配慮と感じられるのは
お店や場所解放の一部は
必要な会話回数が少なめな事くらいです。

・序盤だけ厄介な制限の数々
本作は持ち物/倉庫に上限がありますが
お手伝い/プレゼントで渡される場合は無視してくるため
無計画に住民と会話してプレゼントが溢れると
それが持ち物を圧迫して遊び難くなります。
種の場合は対応季節以外では育てられず
大体は店売りの種を押し付けられるだけで
無理して育てるか、捨てるかを悩む程度の品物です。

家の改築で倉庫の容量が増して余裕は出ますが
このおかげで序盤だけ荷物圧迫が足かせになり
それ以降でもプレゼント自体が嬉しくないという問題に。

次は体力の問題。
序盤は体力の少なさから行動制限が厳しく
また整地用の道具の体力消費も激しいです。
一方で採掘を続けていくと
体力/疲労の限界強化の実がどんどんランダムで出ます。
ランダムなので偏り次第では全然育たない(片方だけ偏る事も)し
育ってくるとますます採掘する量が増えて入手量も増加
一気に「体力の心配は不要」なレベルにまで成長します。
整地用道具を強化すると効果範囲ではなく
消費体力が軽減されるという仕様も合わさり
序盤は極端に辛く、中盤以降は影響が無いレベルに
これもバランスが悪いと感じられるでしょう。

・バランスの悪さと平坦なプレイ感覚
作物以外の数値設定も投げやりに感じます。

採掘で手に入る木の実や
材料/レシピ/家や器具の準備が必要な料理。
これらは出荷と体力/疲労回復にも使えますが
簡単に大量に入手できて回復量も体力/疲労共に大
しかも出荷額が安く使ってくれと言わんばかりの
露骨にバランスブレイカー?な薬草の存在で台無し。
中盤から簡単に増える体力も合わさり、薬草だけで十分です。

おかげで木の実も作物同様
使い道が無く出荷するしかないような下位互換に見えるし
料理も調理前と出荷額が同じだったり、0な物まで
(めだまやきの出荷額が0なので不具合報告もした)
雰囲気要素として料理時のCGは嬉しいけど
1つずつしか作れず量産も面倒で
活躍できる物とは思えませんでした。

動物系も初期投資に対して得られる収入が少なすぎる
これも牧場物語原作のように生産物に等級が無く?
日数経過による愛情度などで価値が増したりしないため
初期費用や手間ばかりが気になります。

牧場物語原作のように「採掘専用の場所」とせず
普通に移動可能なマップで採掘としたがために
移動も出来ない程の障害物で埋め尽くされたマップも辛い
香霖堂/白玉楼/守矢神社/マヨヒガは内部まで行くのも一苦労。

採掘で整地すれば解決かと思えば
バグなのか数日で障害物が復活し続ける事も
少しだけ or 復活しない事もあり
どういった仕様かが気になりますが
買い物や不毛な好感度稼ぎの時に
さらに作業感を増やす厄介な障害でした。

ショップの品物追加も多少はあるのですが
店主からの説明なども無いため気付き難く
その数や内容も地味な印象。
所持数制限拡張や料理道具が少しずつ増えたり
説明文は貴重さを強調しても結局は木な作物とか
仕様面で既に騙された要素が多く喜べませんでした。

全体的に見て序盤は苦しく
中盤以降の広がりを感じられません。
お金も体力も移動場所も乏しい序盤を進めたと思えば
効率よい作物は1つに絞れてあっさり大金入手
体力制限も感じられないレベルに急成長
じゃあ増えた移動場所で交友しようかと思えば
会話の変化に乏しく無限復活の障害物でモチベを削り取る。
プレゼントや料理/店の品物追加は仕様で逆風
3ヶ月目には家を最終段階に拡張して所持金は余り
やりたい事がなくなる状態に。
これまた喜べません。

・遊び難い仕様の数々
NPCに存在判定があり詰まるのに
本作は通路が1マス/2マスというのもザラで
通りたいのに塞がれて通れない事が頻発します。
序盤は体力が辛く夜間作業を避けたいし
中盤以降は体力は成長しても時間制限は変わらないため
効率的に動きたい時ほど邪魔に感じる事に。
畑も効率的に作るとキノコ+密集になるので
細い通路をお手伝いなどで塞がれると致命的。

お手伝いも不自由。
水やりは「成長済みで必要ない作物」にも行い無駄だし
収穫も「咲いたまま放置したい花」まで収穫してくれる
採掘も所持数制限を超えて無理やり手持ちに入る
あくまでお手伝いなので
それほどストレスとは感じませんでしたが不便です。

カーソル移動や数量変更が一々ボタンを押さねばならない
押し続けや高速移動は無いため
60個買う/出荷するなら60回ボタンを押す必要アリ
一括出荷はあるものの手持ち全てのため
装備強化用や体力回復用は
一々倉庫に預けなければなりません。

チュートリアルもある程度はあるものの
「初回しか見られない」ため
実際に扱うときになって見られないのも不便。
好感度や体力の詳細など説明が無い部分も山ほどあります。

・雑多な要素
BGMのループ部分が悪く気になる。
月が替わると曜日が月曜に戻された。
家改築後(3回目のレンガの家以降)で翌日まで休息すると
家内部BGM>畑BGM>家内部BGMと畑なのに家内部BGMになるとか
お手伝い人数が増えると枠からはみ出す
畑の柵の外側も高Lvクワで耕せる(戻らない)
17:30に藍が帰る時に異様に点滅して処理落ちするとか

時間を操作するコマンドも不便。
朝6時、昼12時、夕方17時、夜19時しか選べないので
店の開店時間8時や10時まで待つか
数時間のロスな12時まで休むか
夜に出現するキャラに会いに行きたくても
19時まで休んでから20時まで待たなければならない

牧場物語原作のように天気が無く
雨だから水やりをせず、その分採掘とか
(嬉しくないけど)台風のリスクと
高額な作物を育てるかの悩み
(原作のパイナップル/キャベツとか)
そういった変化も無いし
ビニールハウスのような季節無視も無いため
季節外の作物を育てるにはひたすら待つしかない
しかも待つのも毎日1回ずつ休息をするしかない。
(一気に数日や数ヶ月は飛ばせない)

使い道の分からない道具類も少なくない
(資材/タル/ブラシ辺りも効果が分からない)

イベントシーンの内容がプレイヤーの行動と無関係で
いつのまにか魔理沙撃退用の罠を作らされていた
(そんなアイテムはもちろん無い)とか
いつの間にか特製ブレンドティーが話題になっていて
それを何度も振舞うとか
(やっぱりそんな物を作った実績やアイテムも無い)とか

一応、作物の急成長や日照り?など
ランダムなイベントもいくつか見ましたが
頻度は少なく発生条件も不明なので
賑やかさよりも「なんか勝手に始まった」
程度の空気感でした。


・総評
十分に人気がありそうな
東方と牧場物語系の同人ゲームとして
栽培/交友/採掘など個々の要素は形になっています。

しかしそのいずれも重大な欠点を抱えてると感じ
非常に大きい上位/下位の格差
序盤は辛いのに中盤からの広がりの無さ
(そのアピールの乏しさ)

自分用に攻略メモも作りながら
5回以上は最初からやり直しましたが
その全てがゲーム内で1年続くか続かないかでした。
とにかくモチベが続かない仕様ばかりです。

一部の要素は不具合確認ついでのメールへの
公式の返答により「意図した仕様」とも判明しました。
連作作物が無いとか、好感度が見えないとか
親切にメールの返答を頂いたとは思うものの
出荷額0の料理の件は数ヶ月は放置されています。

低価格な同人ゲーとフルプラの本家牧場と比べる
そりゃ無茶なのは分かっていますけど
全体的に「ヒントを出さず時間を浪費させる」という
そんな意図を感じる作りは好みと正反対でした。

目当てのキャラがどこにいるのが必至に自力でメモを作り
何度会話すれば台詞が変わるか(全く変わらないのか)
作物をどれだけ育てれば変化があるか(全く変わらないのか)
という、プレイヤーは「無い事を証明できない」という
艦これやSCE2の時のような気分です。

必ずゲーム側で目標を作る必要は無いと思うのですが
本作はゲーム内仕様の問題で
プレイヤーが自ら目標を作ろうと思っても騙された
(作物/料理のバランス、交友の不透明さと面倒な移動)
ため、ひたすら霊夢と会話を続け
畑の全マスをスミレの花で埋め尽くしたりもしましたが
結局、(1年では)エンディングに到達できませんでした。

仮に最初から出荷額や期間などで
一応のエンディングが明示されていたら
そこまでは遊んだかもしれませんが
自分的にはもう遊びたくないという感想です。

※今後もアプデで改善される可能性は0ではないですが
それをこのレビューに反映するかは自分のモチベ次第です。

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